入野賞

若い作曲家のための国際作曲コンクール

第43回入野賞(室内楽部門)2021、選考結果

Irino Prize Winners

 

作曲家 デミアン・ルーデル レイ (1987年、アルゼンチン生)
受賞作品

「Durant l’eternite de Timee」
for fl, cl, trp, trb, vl,vc, harp and perc

演奏時間 9分
   
作曲家 ツオシェン・ジン (1991年、中国生)  
受賞作品 「Voyage」
for cl, vc and accordion
演奏時間 10分
   
 [略歴:デミアン・ルーデル レイ]
アルゼンチン、ブエノスアイレス出身。現在、フランスのリヨン在住。ギターを学習したのち、アルゼンチン国立芸術大学で作曲を学び修士号を取得。フィリップ・ユレル、マルティン・マタロン、フランク・ベドロシアン、ヤン・ロビン、ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス等の作曲家各氏から特に作曲思想の面で指導、影響を受ける。器楽作品、電子音楽作品、さらに映像音楽を作曲している。 ナディア/リリ・ブーランジェセ国際センター、サラベール財団、SACEM、アルゼンチン・モーツァルテウム、FNArtes、BECARから助成を受け、Ivan Juritz賞(英)、サラベール財団賞(仏)、Sond’Ar-te賞(葡)等を受賞。 彼の作品はエミリー・カー弦楽四重奏団、バルセロナ・モダン、Atelier XX-21、TOROPIアンサンブル等、多くのアンサンブルによって演奏されている。
 [略歴:ツオシェン・ジン]
ツオシェン・ジンの作品では文学、特に詩と音の質感が強調されており、「パワフル」で「忘れられない」音楽とニューヨーク・タイムズ紙で評価された。 彼は7歳でピアノの、13歳で作曲の勉強を始め、ボストン大学で修士号を取得した後、現在、マギル大学の博士課程に在籍中。ヘルムート・ラッヘンマン、ベアート・フラー、ピエル・ルイジ・ビローネ、マルコ・ストロッパ、ステファーノ・ジェルバソーニ等に指導をうけたり、彼らのマスター・コースを受講した。 2019年には武満徹作曲賞第3位、2020年にはマタンギボル作曲家コンクール(イスラエル)とサルヴァトーレ・マルティラーノ賞(米国)において第1位を受賞。 ジンの作品は、東京フィルハーモニー交響楽団、アンサンブル・アンテルコンテンポラン、クラングフォラム・ウィーン等によって、20を越える国々で演奏されている。楽譜はBabelScores(仏)から出版されている。
-The Result of the 43rd IRINO PRIZE for Chamber Music, 2021

第43回入野賞審査委員会は、2021年10月10日、JML音楽研究所にて開催されました。
第43回選考委員:田中聰(委員長)、莱孝之、 たかの舞俐、三輪眞弘、鈴木治行、成本理香
応募作品:15作品(5カ国)
賞金:20万円 (上記2名の受賞者によりシェア)


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