ロシオ・カノ・バリーニョは、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれで、現在リヨン在住の作曲家兼インテリアデザイナーです。ロシオは、器楽、ミクスト、エレクトロアコースティックのための作品を手掛けています。また、リヨンを拠点とする彼女が共同設立したアンサンブル「オルビス」の芸術委員会メンバーも務めています。ロシオの音楽は、プロキシマ・センタウリ、HANATSUmirror、パラミラボ、アンサンブル・アルス・ノヴァ、アンサンブルDME、デュオ・パルクール、Q-siónといったアンサンブルによって演奏されています。
彼女は、フランス文化省、ラジオ・フランス、プレザンス・フェスティバル [FR]、FNArtes [AR]、スタジオ・セザレ CNCM [FR]、GRAME CNCM [FR]、GRM [FR]、イベールミュージカス [AR-ラテンアメリカ]、SACEM [FR]、OARA [FR]などの機関から委嘱や支援を受け、その作品はさまざまな国際作曲コンクールやフェスティバルで入賞・受賞し、世界中で演奏されています。
ロシオは、アルゼンチンでD・ルデル・レイに作曲を学び、フランスのCNSMDLでF・ルーに師事し、現代音楽作曲の修士号とDNSPMを取得しました。さらに、F・ベドロッシアンと共にオーストリアのKUGでEUのエラスムス・プログラムに参加しました。彼女は、2023年にグエン・ティエン・ダオ奨学金、モーツァルテウム・アルヘンティーノ・ギゼラ・ティンマーマン奨学金を受け、2024年にはフォンダシオン・ドゥプルザリ・ソシエテ・ジェネラル・セ・ヴ・ラヴニール賞を受賞しました。
2017年、レーベル「Resterecords」から彼女の初のモノグラフィーアルバム『Tâches』がリリースされました。ロシオの楽譜はBabel ScoresやScore Followerから出版されています。また、『La Lettre du Musicien』の「Architecture」号では、Antoine Pecqueurによる「Portrait double vie」も紹介されました。
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